空母「大鳳」の搭載機数について

みなさん、大鳳の搭載機で良く見かけるものとして（零戦２７機、彗星２７機、天山１８機、艦偵３機）というものがあると思うのですが、これはあくまでも定数の話だと思います。また、６／１１現在の６０１空（１航戦）搭載機数として、零戦五二型８０機、零戦二一型１１機、彗星７０機、天山４４機、九九艦爆９機の合計２１４機というものが知られています。今回はこれをベースに検討してみたいと思います。


翔鶴戦闘詳報に搭載機数が記載されています。
翔鶴：零戦３４機、彗星１８機、艦偵１０機、天山９機、偵察用天山３機、九九艦爆３機　合計７７機

瑞鶴の搭載数を考えます。
第１次攻撃隊にて零戦１６機、彗星１８機、天山９機を発艦させている。
第２次攻撃隊にて零戦４機、戦爆（零戦二一型）１０機、天山４機を発艦させた。
艦偵は搭乗員名簿より２ペア２機と予想。
偵察用天山は瑞鶴に３機搭載されていたと思われる。
６／２０に九九艦爆１機が瑞鶴から対潜哨戒に発艦している。ただし、６／１９には九九艦爆が瑞鶴に移った記録はないが、それ以前に不時着した可能性もある。
そうすると
瑞鶴：零戦２０機、彗星１８機、艦偵２機、天山１３機、偵察用天山３機、九九艦爆０〜１機、戦爆１０機　合計６７機

最後に大鳳です。

第１次攻撃隊にて零戦１６機、彗星１７機、天山９機を発艦させている。
被雷後瑞鶴に移動させたのは零戦１機、天山５機、（艦偵１機）
艦偵は搭乗員名簿より５機と予想。
九九艦爆は１機が６／１９作戦している。
６／１３の着艦事故にて零戦２機、九九艦爆２機、天山１機が焼失している。
そうすると、
大鳳：零戦１９機、彗星１７機、二式艦偵５機、天山１５機、九九艦爆３機　合計５９機

が最低ラインと予測できます。

６／１１現在の６０１空（１航戦）搭載機数から考えると、零戦７機、天山１機、爆戦１機、九九艦爆２機が残りますね。

ここからは想像の世界！

天山１機は瑞鶴かな、と思います（欠番になっている３７２号機と予想）。
爆戦１機は６５２空戦闘詳報６／２０迎撃戦の搭乗員編制表に”６０１空戦爆”搭乗員がいることから隼鷹に不時着していると予測でき、６／１８に大鳳から隼鷹に不時着した戦闘機では？という予測で、大鳳（１機だけ、っていうのはちょっと変な気もします）。
第２次攻撃参加の零戦は大鳳から４機だろうとすると、あと３機は大鳳になります。
九九艦爆２機は瑞鶴かもしれない、と思います（根拠はないです）。

そうすると
大鳳：零戦２２機、彗星１７機、二式艦偵５機、天山１５機、九九艦爆３機、戦爆１機
合計６３機

零戦４機が残りますが、決め手がないように思います。それを加えても

大鳳：零戦２６機、彗星１７機、二式艦偵５機、天山１５機、九九艦爆３機、戦爆１機
合計６７機

天山以外すべて積んでいたとしても
大鳳：零戦２６機、彗星１７機、二式艦偵５機、天山１５機、九九艦爆５機、戦爆１機
合計６９機

ってところで７０機には届かないのでは、と考えますがどうでしょうか？